AMAKUSA1637

2000年、聖フランシスコ学園生徒会メンバーで大の仲良しの夏月たち6人は、高校生活の最後を彩る修学旅行で船上にいた。2日目の夕方、長崎沖を航行中、船は突然大波に飲まれてしまう。目を覚ました夏月がいたのは、寛永14年(1636年)の熊本・大矢野島。夏月は島原・天草の乱直前の江戸時代にタイムスリップしていた。タイムラグで自分より3日早く同じ島に着き、益田甚兵衛という男性に助けられていた英理と無事再会した夏月だったが、前年に亡くなったという甚兵衛の息子・時貞に間違えられてしまう。時貞、いわゆる天草四郎は、歴史上その時期に死んでいるはずのない、あり得ない事実だった。一揆は史実では失敗に終わり、女子ども関係なく斬首され火を付けられることが分かっている。それが分かっているからこそ、夏月は天草四郎として一揆を率いる決心をする。これ以上人々を死なせないために、「天草の乱」を「天草の変」に変えるために。