14歳(フォーティーン)

22世紀、人類は見せかけの繁栄の陰で、迫り来る破滅の危機に直面していた。そんな中突如として鶏肉製造工場から鳥の頭をもつ異形の人物であるチキン・ジョージが生まれる。チキン・ジョージはあらゆる学問を学び、その年生まれた子供が14歳になった段階で人類と地球が滅ぶという事を知る。そこで人類による地球の滅亡を逃れる為、動物たちを連れて地球脱出ロケット「チラノサウルス号」を建設する。だが、チキン・ジョージは、大富豪ローズ氏とアメリカ副大統領マーサ・ゴーマンの手先である美女バーバラの魅力に負け、地球に残る事を決断し、自ら大脳の左右を分離して退化の道を選ぶ。やがて、人類と同じ滅亡の危機を迎えた宇宙人たちが飛来し、遺伝子交換による生き残りの望みを求めて人類を集団レイプするが、宇宙人たちは地球人の遺伝子には未来が無い事を悟り、地球の霊的エネルギーを奪って去っていく。地球のバランスが狂った事により、大地震、大津波、大流砂等が発生して人口は激減。各国政府が極秘裏に進めていた、選ばれた子供たちによる地球脱出計画は、暴徒化した市民により崩壊する。子供たちは、代替ロケットとして「チラノサウルス号」に乗り込み、地球を脱出するが、迫りくる14歳のタイムリミットと、宇宙船を乗っ取られたチキン・ジョージの怨念に悩まされ続ける。しかも、破滅は地球に止まらず、当初の目的地であったアンドロメダ星雲にも波及している。14歳になり、恐竜チラノサウルスに先祖がえりしだした同胞と荒廃した宇宙を目の当たりにした子どもたちは、チラノサウルス号の氷河期を再現した空間に入り14歳に近い者から順に冬眠することを選ぶ。そんななか子供たちの代表であり、誕生日が一番遅かったアメリカ少年は、チラノサウルス号から光に包まれた宇宙の果てを見る。極小から極大に向かう空間ではすべての物が崩壊しようとする中、アメリカ少年は宇宙に飛び出す。飛び出してみると、今までの宇宙は1匹の芋虫のなかに存在しており、芋虫が瀕死になったことにより宇宙の荒廃が進んだことを知る。そしてその世界では、チキンジョージと同じ容姿の者たちが人間のように生活しており、彼らの遺伝子を手に入れ、少年たちはまた元の世界に戻ることを決意する。