鉄鍋のジャン!

東京銀座にある五番町飯店は、日本一を自負する高級中華料理店だった。とある閉店後の夜、一人の少年が入店してきて、ウェイターの制止も無視し炒飯を注文する。炒飯は給仕されたものの、その少年・秋山醤は、匂いをかいだ後、一口食べただけでまずいと吐き捨てる。その態度に怒る厨房のスタッフたちを尻目に、秋山は本当の炒飯を作ってやると勝手に厨房に入り料理を始める。その手際のよさと、できあがった炒飯の美味しさに周りは何も言えなくなってしまう。実は秋山は、中華の覇王と呼ばれた伝説の料理人の息子であり、五番町飯店で働くためにやってきたのだった。