花冠のマドンナ

16世紀、イタリア、ルネサンス期。「エメラルドの獅子」と名付けられた宝剣を手にしたものが、イタリアを統べる王になる、という伝説があった。天才・レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたという絵画「花冠のマドンナ」に、その剣の在りかを示すヒントがあるという。北の街・パドヴァに住むレオノーラは、その「花冠のマドンナ」に描かれた人物と瓜二つの容貌だった。他人に利用されるくらいならいっそのこと自分がその剣を手に入れよう…そう決意したレオノーラは、絵画の作者ダ・ヴィンチを訪ねる。イタリアの覇権を巡り、天才と野心家と美女が奔走する。