昴(スバル)

横須賀に住む小学3年生の少女宮本すばるは、悪性の脳腫瘍に侵された双子の弟和馬のため、毎日病室に通っては、弟の目の前でひたすら日々の出来事を「踊って」みせることで回復を願っていた。しかし、2年後に和馬は帰らぬ人となり、すばるは踊ることへの情熱と業を背負って生きることを宿命付けられる。すばるは場末のキャバレー「パレ・ガルニエ」で支配人の日比野五十鈴と出逢う。かつて花形バレリーナだった五十鈴はすばるの才能を見抜き、6年間にわたり過酷なレッスンを施す。名優イワン・ゴーリキの特別指導も受け、すばるは新人バレリーナの登竜門、ローザンヌ国際バレエコンクールで最優秀賞を獲得する。しかし、約束された進路を蹴り、職業舞踊家(プロダンサー)になるため単身アメリカへ旅立つ。