君のナイフ

「人を殺して500万円もらえるとしたらどうする? 殺す相手が人殺しとかの犯罪者だったら」酒の席で見知らぬ美女にそう話しかけられた志貴雪鷹(しき ゆきたか)は、500万なんかじゃ足りないがやれる、と答えた。高校で臨時教諭を務める志貴は、そんな職では得られない莫大な金を求めて苦しんでいた。子供の頃に両親を亡くした志貴にとって家族は姉だけだが、姉は難病を患い、日々の生命の維持だけで多額の金が必要だった。悩める志貴は、再び現れた美女に冗談ではなく本当に殺し屋として働くことを促され、悪人を殺すことで姉の命が救えるならとその誘いを受けた。