名刀 [彩雪に舞う…―楠勝平作品集所収]

事で焼け出された人たちが一つ屋根で宿泊、旅人の中に武士が混じっていた。届ける品の刀自慢話になるが、子どもに刀をけなされ、大人げなく立腹し、その「名刀」で子どもを「切捨御免」にする。子どもは大工の見習いで、持っていたのは「鉋(かんな)」。子どもは最後の言葉「鉋は家、や、やしきを」を残して絶命する。