ラブレター

バスケット部と水泳部を掛け持ちして青春をエンジョイしている成瀬真琴。ある日、真琴は憧れの先輩である滝沢健一にラブレターとして筆で書いた「好き」という文字を渡した。高名な書道家を父に持つ滝沢は、真琴の文字を見るなり、その書に対す非凡な才能を見て取る。以来、滝沢は何かにつけ真琴に目をかける。そのことに不満を募らせたのが、滝沢の恋人の御前崎薫。薫は、滝沢の父が開く書道塾に通い書道家を目指す女子高生で、小さい頃から書道家の母親に厳しく育てられていたのだ。そんなこともあり、才能だけで書に向かっている真琴の存在が、目障りで仕方がないのだ。才能と努力、奔放と精進……書道にとって必要なこととは何なのか?