ノーサイド

創部以来、勝利はおろか一つのトライ も決めたことがなかった弁天堂大学(通称・弁大)ラグビー部が舞台で、主人公・織田勇二が悲願の初トライを上げる目前に、試合中の事故で死亡した場面から物語が始まる。作品冒頭で死亡した勇二であったが、創部以来、初のトライを決められなかったことが「未練」となり、成仏できずに肉体を持たない幽霊となる。そんな勇二の目の前に突如として老齢の幽霊が現れ、「この世でやり残した未練を成し遂げ成仏するための方法」を指南する。その方法とは「死んだばかりの人間の肉体に入り込むことで再び生き返り、生前成し遂げられなかった未練を果たす」というものであった。勇二は老齢の幽霊に導かれるままに、とある病院で死亡したばかりの若者の肉体に入り込み、生き返ることに成功するのだが、勇二が入り込んだ肉体は、自身の未練を果たすには到底相応しいとは思えない、姫神あかねという名の女子大生であった。こうして、姫神あかねとしての人生を送ることになった勇二であったが、自身の未練を果たすために女子ラグビー選手として弁大ラグビー部に復帰する。