ナギ戦記

寺領で育ちしかし朝から女犯をするような、寺の坊主らしくない男、 多聞丸。そんな自由人な彼だが、愛した娘は幕府の荘園で暮らす子、 年貢の取立てを気にかける。しかも悪党楠木党が周囲の荘園を荒らしていた。強者の論理で強奪する地頭に対し、商人の論理をふりかざし迫る悪党。 両者に反感をもつ主人公だったが、彼が行った大胆な行為は、両者の はるかに上を行き、悪党からも、そして和尚からも、大悪党と認められることになる。 自分は悪党ではない、と言い張った主人公も、悪党とはなんたるかを 認識し、自分自身を悪党と定義、新たに道を歩き始める。