さんかれあ

K県足倉郡紫陽町に住んでいるゾンビっ娘大好き高校生・降谷千紘は、夜ごと怪しげな古文書を片手に、事故死した飼い猫・ばーぶの蘇生を試みていた。5月のある夜、蘇生秘薬を作っていた千紘は、川向こうのお嬢様高校に通う美少女、散華礼弥が父に対する恥ずかしい不満を古井戸にぶちまけるところを目撃してしまう。千紘の実験に興味を持った礼弥は、千紘と共に紫陽花の毒を使った秘薬を作成して実験に成功するが、2人とも失敗したと思い、翌日にばーぶの葬儀をすると約束した。礼弥は夜中に出歩いていたことが父親に発覚し、家に閉じ込められてしまう。悲嘆した礼弥は、密かに持ち出していた秘薬を「毒が含まれているから」と蘇生と逆の効果を期待し、服薬してしまう。翌朝、結局死ねなかったと悲嘆にくれつつも、千紘との約束である「ばーぶの葬儀」に参加するために家を抜け出した礼弥は、その途中で遭遇した父の振るった鞭に打たれ、崖から転落死してしまう。その様子を目撃した千紘が駆け寄ると、砂ぼこりの中から礼弥はゾンビとなって起き上がる。こうして礼弥は千紘の家に居候し、彼にとって憧れのゾンビとの共同生活が始まった。