くにお

ボクシングの世界バンタム級チャンピオンの赤井岳は、佐伯リエという婚約者もいて、お金も充分稼げて、順風満帆な生活を送っており、結婚を機に引退しようと考えていた。そこに、フィリピンから岳の子だというクニオという子供を連れた男が岳を訪ねてくる。数年前にフィリピンで行ったタイトル戦の際に、心当たりのある岳であったが、結婚を控えた身には持て余す出来事だった。母親は死んでしまったというクニオを山へ捨てようともした岳だったが、クニオが病気になったこともあり、腹を決めて育てようとする。しかし、リエにだけは本当のことを言えない岳であった。