お座敷 [赤瀬川原平漫画大全所収]

「なんとなく、漫然と過ごしているだけで、今年のゴールデンウィークもまた過ぎ去っていきますなァー……」 縁側にポツネンと座った怪奇探偵スズキくんは、お茶を啜りながら呟いた。 「……しかし前回登場は年始ご挨拶って、ボクは季節商品扱いですか?」 5月の空は眩いばかりの陽光に溢れ、遠くで鳥が啼いている。