あらさのさぁー [彩雪に舞う…―楠勝平作品集所収]

「十一才頃だったろうか/私は十四、五になったら/おわってしまうのだと/ばくぜんとだが/思っていたのです/おわってしまうと/言っても死ぬのでなしに/どこかに消えて/しまうというような/感じなのです」存在の不安定さを繊細なタッチで描く。