SAKURA 〜雪月華〜

春休みを迎えた上代学園高等学校。人影もまばらな校内の聖堂で、演劇部が次公演の通し稽古を行っていた。それは、部室に突然現れた、出雲明日香と名乗る少女の依頼に興味を抱いた草薙誠が、急遽仕上げた脚本だった。平安編、鎌倉編、大正編…稽古が進むにしたがい、彼らは、自分たちが今この場所に会している強い因縁を意識しはじめる。香日香が手渡した1冊の本によって、一千年を越える悲恋が、いま紐解かれる…。