白隼(はやぶさ)のエルフリード ヴェルダ・サーガ

族士の大国アルカイオスの東、腐毒の樹海に覆われ、山岳妖精族と山賊の巣窟である闇の森に、ひとりの少女が現れた。アルカイオスを追われた父侯の仇を討つため、遠く厳寒の地、凍土からやってきた黄金の眼のヴェルダ。名高き槍ゲイレルルを携え復讐に燃えるヴェルダは、仇の息子、白ハヤブサの城の辺境侯、エルフリードと出会う。その美貌に隠された深い哀しみを知り、惹かれていくヴェルダ。だが、既に二人を取り巻く運命の歯車は狂い始めていた―。